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障害のある人は何を願っているのでしょう

障害のある人は、障害のない人と同じように、あたり前のくらしをしたいと、みんな願ってます。
あたり前のくらしとは何でしょうか。一つは生活のリズムがあるということです。
朝は家を出て会社や作業所へ出かけ、働いたり、仲間とおしゃべりをしたりする。夜になったら家へ帰って、家族と一緒に夕飯を食べるということです。
何だ、あたり前のことじゃないかと思われるでしょうが、それが、かんたんな事ではないのです。養護学校を卒業したあと、行き場所がない人が増えているのです。たとえ障害が重度でも、毎日でかける場所があることが必要なのです。
次は、自分で選べるということです。障害のある人だから施設へと、まわりの人が勝手に決めるのは間違いです。
何をしたいのか、どういう生活をしたいのか、それを本人が決められるということです。
今までは、家族の都合や社会の都合で決められていたことが少くなかったのです。

 

 

 

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